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7月13日(水)人には、自分だけに用意された舞台がある


人には、自分だけに用意された舞台がある

昔のブログを読み返していて、響いた言葉があった。

2ヶ月間にわたる西ヨーロッパ一周の自転車旅、ゴール前日に綴った想いだ。

2006年のワールドカップを最後にフランスのジダンが引退した。34歳の彼は、全盛期のプレーを取り戻し大会MVPを獲得した。

その引退のかかった最後のプレーを、どこかのテレビ局が「ラストダンス」と表現したのを覚えている。ぼくはこの表現を気に入った。まさしく、彼は踊っていた。

囲まれてもボールを奪われない。敵のタックルをするりとかわす。ジダンのプレーは、まるで踊っているようだった。

また、彼は最後まで、自分の舞台を「踊り」続けた。つまり最後まで、ジダンらしくあり続けた。

人には、自分だけに用意された舞台がある。ジダンにはジダンの舞台があった。ぼくにもぼくだけの舞台がある。そういうことを、自転車旅を通じて学んだ気がする。

今までは、「自分になくて、他人にあるもの」に目を奪われていた。「あいつはあんなことができる。すごいなあ。ぼくには無理だ。」 そのせいで、他人を羨ましく思ったり、「自分はなんてダメな人間なんだ」と思ったりもした。

だけど、人は人だ。同じじゃなくてもいいと思えるようになった。ぼくはぼくらしくいればいい。どうせなら、「自分」を極めてやろう、と。

迷ったら、武者小路実篤のこの言葉が勇気を与えてくれる。

「この道より我を生かす道なし この道をゆく」

この自転車旅は、ぼくにしかできない。もっと速く走れる人はいっぱいいる。もっと文章のうまい人はいっぱいいる。だけど、ぼくにしか走れない速度。ぼくにしか書けない文章。ようやく見つけた、ぼくの舞台だった。この2ヶ月間、必死に踊り続けた。

ジダンのプレーには「これが最後だ」という気迫がこもっていた。ぼくはテレビ越しに鳥肌が立った。34歳のおじさんは輝いていた。

明日、ベルリンまで走ってこの旅を終える。ベルリンまで120km。最後の力を振り絞る。それがぼくのラストダンス。ジダンのように踊りたい。

『シュテンダール:ラストダンス』

ラストダンスは終わらない

「最近、ポートレート写真にハマっている」と友人に話したら、「なんだか色々できて器用だね」と言われたので、全力で否定した。

「全然器用じゃないよ!全部初めての挑戦!試行錯誤の連続!日々新しいことに挑む!

頭で考える前に自然と言葉が出てきて、自分に対して、少し嬉しさを感じた。

ラストダンスだなんて、とんでもない! ぼくは、まだまだ踊る。死ぬまで踊る。

興味を持ったらどんどんチャレンジしてみる。限界を決めない。実力を悟らない。「身の程知らず」で全然OK。興味を持った時点で自分の才能。失敗して、打ち砕かれて、挫折して、でもその先にしか見えない景色がある。

挑戦の人生。魂が震える瞬間を求めて、毎日、爆発的に生きようと思う。

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