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「中村さんの『原体験』は何ですか?」(前編)


一冊の本を読み終えた。

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この本を書いたのは、起業家の登竜門「モーニングピッチ」の発起人として、すっかり有名になったトーマツベンチャーサポート株式会社(TVS)の斎藤祐馬さん。

彼との出会いは、6年前に遡る。ぼくはまだ大学4年生だった。

2010年の7月頃、Twitterで知らない方からメッセージをいただいた。

「はじめまして。中村くんのブログを読みました。今度、1985世代の早稲田OBOG会を開くので、そこで講演していただけませんか?」

ぼくは1987年生まれなので、2つ上の世代。突然のことに戸惑いつつも、ヨーロッパ自転車旅の協賛を募っていたぼくにとって、応援してもらう願ってもないチャンスだと思い、引き受けさせていただくことにした。

このお誘いをくださったのが、現スカイランドベンチャーズ株式会社CEOの木下慶彦さんだ。26歳という若さでベンチャーキャピタリスト(VC)になった方で、業界では非常に有名な方である。(旅行業界のぼくが言うのもおかしな話だが)

さて、この木下さんと最初の打ち合わせで、渋谷で飲んだ。そのとき、木下さんに呼ばれて登場したのが斎藤祐馬さんだった。

当時、Ustreamが流行り始めた頃で、ぼくが、

「現地から、旅の共有がしたいんです。iPhoneを使って、自転車で旅しながら目にしたヨーロッパの景色を、Ustreamで生中継したいんです。ただ、海外だと莫大な通信費がかかってしまうから、Softbankに協賛してもらいたくて」

と言うと、

「おもしろい!孫さんにお願いしてみようよ!」

と誰かがつぶやいたのだが、ぼくら3人にとって、それは冗談でもなんでもなかった。

ぼくはその会の帰り道、孫さん宛に想いをtwittterでつぶやいた。それに被せて斎藤さん、木下さんが拡散してくださり、どんどんリツイートされていった。単純だが、これが作戦だった。

孫さん、ぼくの想いを受け止めてください! と全力で願ったが、

「やりましょう!」

という返信はついにいただけず、見事に撃沈したのだが、今となってはこれも良い思い出である。

ところで、木下さんの呼びかけ、そしてはあちゅうさんの告知応援によって、早稲田OBOG会には、多くの刺激的な方々が参加した。

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サイバーエージェント・ベンチャーズのジャカルタ事務所代表・鈴木隆宏さんをはじめ、藤代裕紀さん、高見沢涼さん、佐藤篤さん、東悦照さん、木賊淳一、須田洋文さん、野田遊さん、折川穣さん、川口敦子さんなど、不甲斐ない自分を今も応援してくださる偉大な先輩方に出会うことができた。今考えると、よくこんな方々を前に話をすることができたと思う。

講演後、

「企画名(スポンサーを集めて西ヨーロッパ一周)を見たとき、どうせチャラチャラしたやつが『オレすごいっしょ』みたいな感じで調子に乗って話をするんだろうなぁって思ってた。だけど、話を聴いたら、『すげぇ!ちゃんと真面目にやってんじゃん!』って思った。だから中村さんに協賛するよ」

と言って、お金を手渡してくださった方がいた。

受付をしてくれたのは、昨年「ツール・ド・和菓子」でもお世話になった宇治原彩さん。当時はまだ大学3年生だった。

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ところで、冒頭で紹介した斎藤さんの著書『一生を賭ける仕事の見つけ方』からは、大きな学びを得た。

自分の「原体験」と「価値観」から、人生で登るべき山(ミッション)を見つけ、それを追い求める人生を歩もう。

それが斎藤さんからのメッセージだった。

本を読み終えたとき、

「中村さんの『原体験』は何ですか?」

と斎藤さんに聞かれているような気がして、ぼくは記憶の旅に出た。

(つづく)

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