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外国人と一緒に、日本を一周したい。


これからやりたいことについて、何から手をつけていいかわからないので、とにかく思いつくままに書いてみた。

外国人と一緒に、日本を一周したい。

手段は、徒歩もしくは自転車で。目的は、外国人の眼に映る日本の魅力を、①ぼくは日本語で日本人に、②彼は英語で世界中に、発信していきたいから。ぼくは日々の出来事を日本語でブログに書き、彼には英語でブログを書いてもらう。

ひとりの外国人とやるのは難しいと思うから、リレー形式でもいいし、一緒に歩きたい人は、可能な範囲で一緒に来てくれたらいいと思う。ただ、すべての区間で少なくともひとりの外国人は同行していてほしい。

日本を一周したいという想いは、昔からあった。最初はもちろん、外国人がどうこうとか、まったく考えていなかった。大学3年生のときに、自転車で西日本を一周した経験があまりにも楽しくて、東北や北海道はまだだったし、いつか日本を一周したいと考えるようになった。

自転車だと意外と簡単にできてしまうことがわかったから、今度は歩いて挑戦してみたいとも思った。2013年に観た映画『negative nothing』に大きな影響を受けた。スイス人のトーマス・コーラさんが日本を徒歩で縦断したドキュメンタリー映画。2回観て、2回とも泣いた。

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昨年、フランスのストラスブールの本屋さんを訪れた際、旅行コーナーにはたくさんの日本のガイドブックが存在した。しかし、ほとんどがTOKYO、OSAKA、KYOTO、FUKUOKAあたりが中心で、地方の魅力はまだまだ深堀りされていないと感じた。

ABCクッキングの外国人向け料理教室を体験した際、一緒に料理を作っていた香港人カップルはまだ20代前半にもかかわらず、日本には10回くらい来ていると話していた。そんなヘビーリピーターが、タイや香港など、アジアには多く存在するらしい。

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既存の紹介のされ方で、そんなヘビーリピーターたちが満足するとも思えない。日本への旅は、年々深化している。日本の地方の魅力はまだまだ海外には紹介されきれてなく、何より、自分自身があまりに知らなすぎる。47都道府県は訪れたが、日本の魅力は奥深い。それは今、仕事で関わってなお感じる。

「なぜ外国人と一緒にやる必要があるのか」「お前がひとりで旅して、体験記を翻訳すればいいじゃないか」と。ぼくも最初はそう思ったが、「それだと伝わらない」と教えてくれたのは、インバウンドの最前線を走る、香川県のある女性だった。

その香川県のお母さんとは、EUの大統領にも呼ばれた、尾崎美恵さん。

すごいお母さん、EUの大統領に会う

パリのジャパンエキスポなどで、四国の魅力を発信して、誘致活動をしている。どうしても会いたくて、昨年東京にいらした際に突撃し、お話を伺った。彼女が言ったのは、「日本人が紹介したい『日本の魅力』と、外国人が感じる『日本の魅力』にはズレがある」ということだった。

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観光協会が、外国人向けに作ったパンフレットは、ことごとく響かないという。それは、作り方が悪いのではなく、日本人と外国人の間に、価値観のズレがあるから。一番正確に伝わるのは、「外国人が日本に来て、おもしろいと思ったものを自分の言葉で紹介する」こと。これなら、ズレが生じない。

もっと簡単に言えば、ぼくは「YOUは何しに日本へ」という番組が大好きで、あれの日本一周バージョンのようなことをやりたいと思っている。外国人は、日本人が思いもしない日本の楽しみ方を知っている。そして、「彼らの目」は、私たち日本人に大きな気付きを与えてくれる。

でも、外国人と一緒にやろう、と最初に思ったのは、実はそんなまともな理由じゃなくて、もっと馬鹿げた理由だった。ぼくは海外生活への憧れがあった。それは、英語を話せるようになりたいから。でも、「仮に外国人と一緒にずっと日本一周したら、英語が上達するんじゃないか」と思いついた。

それで、外国人と一緒に歩く想像を巡らせているうちに、きっと「外国人の日本を見る目」が、ぼくに大きな気付きを与えてくれるだろうと思った。たとえば、一緒に入った定食屋の、おしぼりひとつにも彼は驚くかもしれない。ぼくは片言の英語で「これはおしぼりだよ」と教える。それで楽しいじゃないか。

そんな些細なことを考えていたら、どんどん楽しくなってきて、やりたくなった。これが外国人と一緒にやりたい、という理由。そしてこの企画を本気でやろうと直感的に決意したのは、東京オリンピック開催が決まったときだった。

2020年に向けて、国や企業は、外国人観光客を増やそうとしている。そして、インバウンド事業(訪日外国人向けビジネス)も、どんどん伸びている。実際、外国人観光客はめちゃくちゃな勢いで増えていて、英語ガイドなども追いつかない状況になってきている。

そんなタイミングだからこそ、ぼくが日本一周して、日本各地の魅力を日本と世界に発信することには、大きな意義があると思っている。大企業でも、実際に日本一周する人間はなかなかいない。資金力のない自分は、行動力で勝つしかない。日本一周すれば、インバウンドの頂点を獲れる可能性がある。

様々な企業やサービスともコラボできると思う。首都圏を中心にしたインバウンドメディアやサービスも、まだまだ地方では普及できていなかったりするから、自分が移動しながら、各地の観光協会やその界隈の人間に情報提供するのもありだと思う。

そして、ここが重要なところだが、この企画の実行者である自分は、「旅好きの学生」ではなく、旅行会社で6年働き、添乗員として世界30カ国を訪れ、旅行雑誌の編集、ライティングもし、現在は国内旅行の企画・添乗をしている立場であるということだ。これまでの経験をフルに活かせる。

趣味でインタビュー活動もしている。自分のインタビューする力を、東京だけでなく、地方でも発揮したいと思う。地方にも、おもしろい人がうじゃうじゃいる。そんな人たちに話を聞いて、記事にするのが楽しみだ。

あるいは、自分にできるのは、「人とつながり、人をつなげる」こと。訪れた地で出会った人や、困っている人、そんな人たちに自分の持っているリソースを共有をしたい。人と人をつなげて新しい価値を生み出したい。そのために、分野を問わず、これまで様々な人にインタビューしてきた。

インタビューの大きな目的は、様々なジャンルの人とつながることで、日本一周中、困ったことや知りたいことがあったときにすぐに専門的な知識を聞けるようしたい、ということだ。たとえば有名な神社を訪れたら、「神社のプロ」にここがどういう理由で価値があるのか、聞くことができるかもしれない。

ぼく自身はあまりに無知すぎて、自分一人だったら、有名な神社を前にしても、大した説明はできないが、プロに話を聞いて、ぼくが代筆すれば、きちんと紹介するという目的は果たせる。それでいいと思った。だからぼくは日々、様々な人に会っている。自分の知らないことを教えてくれる人たちに。

インバウンドの本質は、「感謝」と「自慢」だという話を、先日聞いた。「この町に来てくれてありがとう」という感謝と、「いい町だろう」という自慢。各地の人に会って、話を聴きながら、引き出していきたいと思う。

協賛を集めようと思えば、集まるかもしれない。でも、もっと良いアイデアを出して、むしろこの旅を通してビジネスにできるくらい、やりたい。慈善活動ではなく、この旅によって、経済を回せるような仕組みにしたい。そこがまだ課題。

まずは企画書を作って、動いていきたいと思う。待っていても、何も起きない。

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